外壁の塗装について　～塗料編～（後半）

2019年09月12日

こんにちは！

友人が、八村塁選手を見にアメリカに

行くみたいでとてもうらやましいです‼ 

サキ一級建築設計事務所のT倉です！

 

前回のブログから新しく始まりました～

「外壁の塗装について」シリーズ!!!

今回は、「外壁塗料について（後半）」を

ご紹介致します。

 

※以前のブログはこちらから

塗料編～前半～

https://www.saky.jp/blog/397.html

塗料編～中編～

https://www.saky.jp/blog/400.html

 

 

外壁塗装で使用される塗料の主成分は

いずれも合成樹脂で、そこに含まれる

物質によって仕上がりの見た目や

耐久性が変わってきます。

 

住宅の外壁塗装に使用される

主な塗料をそれぞれの特徴を

踏まえながら8種類ご紹介します。

 

・アクリル系塗料

・ウレタン系塗料

・シリコン系塗料

・アクリルシリコン系塗料

・フッ素系塗料

・セラミック塗料

・遮熱系塗料

・無機塗料

 

 

・セラミック塗料
（耐用年数=合成樹脂の成分で変わる）

セラミック塗料は、他の塗料のように

樹脂を主材として作られている

塗料ではなく、シリコン塗料や

ウレタン塗料などにセラミック成分を

混ぜてある塗料のことを言います。

100％セラミック成分の塗料というのは

存在しません。

 

外壁に塗装すると、乾燥する過程で

セラミック成分が塗膜表面に

浮き出てきて配置されます。

表面にセラミックが配置されることで

耐熱性、耐久性、汚れにくいといった

セラミックの特徴が外壁に生かされます。

 

また、乾燥過程によってセラミック成分が

表面に配置されると、親水性が高くなり

汚れが雨水ですぐに落ちるようになります。

※親水性＝水に溶けやすくなること

 

・遮熱系塗料（耐用年数　15～20年）

遮熱塗料は、太陽光の赤外線を高効率で

反射して室内の温度上昇を抑える塗料です。

 

夏の熱い太陽光を跳ね除けてくれますので、

猛暑のような夏でも太陽光の影響を

妨ぐ事が出来ます。

 

遮熱効果により室内温度を低くさせるので、

光熱費の節約にも繋がりますし、

熱の作用を受けて劣化が進むことを

遅らせることもできます。 

 

・無機塗料（耐用年数20年越え）

無機塗料は無機物（炭素を含まないもの）を

配合して作られた塗料です。

 

一般的にはセラミックやケイ素などの

無機物を主成分とした塗料のことをいいます。

 

無機物を主成分としているため、

雨や紫外線の影響を

受けにくいので劣化しにくく、

外壁表面を長期間に渡って保護します。

 

カビやこけの発生を抑え、

表面に汚れが付着しても

汚れを浮かせ、雨水で

洗い流す特徴があります。

 

また静電気が起きにくいので、

ホコリなどのゴミを

寄せ付けない塗膜になります。

 

無機塗料は100％無機物ではないので

全く燃えないわけではありませんが、

有機塗料と比べて

燃えにくいメリットがあります。

 

 

後半編は以上です！

次回のブログから

「外壁塗装について～塗装工法編～」を

ご紹介致しますのでぜひともお楽しみに♪

以上、Ｔ倉でした!

 

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